国立大学法人京都大学(所在地:京都市左京区吉田本町、総長:山極 壽一)と株式会社タダノ(代表取締役:多田野 宏一)は、花山天文台運営への寄付・支援について、2019年4月17日に記者発表しました。
2019年8月29日に、当社は創業100周年を迎えます。その記念事業として、京都大学が所有する花山天文台(京都市山科区)の存続・発展を支援すべく「一般法人 花山宇宙文化財団」を設立し、同財団に今後10年間、毎年1000万円を寄付することとしました。
京都大学理学研究科附属天文台の1つである花山天文台は、1929年に設立された伝統ある天文台です。太陽系および太陽の観測で世界的に有名で、「アマチュア天文学の聖地」としても親しまれてきました。しかしながら2018年に岡山天文台(岡山県浅口市)が新たな付属天文台として整備されたことによって、閉鎖の危機を迎えていることが分かりました。
歴史的施設でもある花山天文台を残そうという運動があり、当社が設立者となって「花山宇宙文化財団」を設立いたします。この支援を通じて、天文学分野への文化・学術的な社会貢献に取り組みたいと考えています。
(左)花山天文台(京都市山科区)
(右)記者会見時の写真(人物右から)
尾池 和夫 京大元総⻑、京都造形芸術⼤学学長 (財団理事長)
柴田 一成 京大理学研究科附属天⽂台教授 (財団理事)
多田野 宏一 株式会社タダノ代表取締役社長 (財団評議員)