株式会社タダノは2019年、創業100周年を迎えました。その記念事業の一環として、かねてからご縁のあるチリ・イースター島へ3台目のクレーンを寄贈することとし、2019年12月9日に駐日チリ共和国大使 フリオ・フィオル閣下を当社にお招きして記者発表を開催しました。
(左から)フリオ・フィオル閣下、 代表取締役社長 多田野 宏一
「クレーンがあれば倒れたモアイ像を起こせるのに」。イースター島の知事が日本のテレビ番組の取材で発した一言がきっかけで、当社は1991年から「モアイ修復プロジェクト」に取り組み、イースター島へラフテレーンクレーンを寄贈。チリ政府や考古学者などの協力のもと、1995年に15体のモアイ像が祭壇に立ちました(アフ・トンガリキ)。
その後もイースター島と当社との友好関係は継続しており、「クレーンが壊れた」との知らせを受け、 2005年には2台目となるラフテレーンクレーンを寄贈しました。
このたび、当社が創業100周年を迎えたことを機に3台目となるラフテレーンクレーンを寄贈させていただくこととしました。2台目と同様に、島の人々の生活を支える大切な機械として、引き続きお役立ちができればと考えております。
<ご参考>今回寄贈するクレーン
ラフテレーンクレーン(GR-1000XL)
最大吊り上げ能力: 100トン
全長:14.375メートル
全幅: 3.315メートル
全高: 3.795メートル
(北米・中南米向けモデル)