N.E.

前職は、電源機器メーカーで電源回路の設計をしていました。そこでは部品の選定から回路設計、量産化まで商品化すべてに携わっていました。充実感はありましたが既存技術の部分変更や改善が主であったため、「新しいことに挑戦したい」という気持ちがありました。また、通勤距離が長く時間外勤務が多かったために家で過ごす時間が短かったこと、さらに子供が生まれたことで、改めて「家族との時間を大切にしたい」と思い、転職活動を始めました。地元である香川県内で、前職で培ったスキルを活かしながらステップアップできる企業を探していました。

香川県出身なので、タダノのことはもともと知っており、転職サイトでオファーがあったので選考に臨みました。面接で電子回路設計や部品ばらつきによる不具合発生確率算出の経験を話したときに、現在の上司から「タダノは電気関係の知識を持った人を求めている。それにそんな経験があるならテレマティクスで収集したビッグデータの分析をしてみないか？」と提案がありました。「今までの知識を活かしながら新しいことにチャレンジをしたい」自分にまさに合致しており、その場でタダノへの入社を決意しました。

入社して、まずはクレーンの知識を身に付けるため電装関連の部署に配属になりました。最初に担当した業務は新機種の品質対応でした。入社当時はすでに新機種の試験機が完成した段階であったため、量産に向けて電気的な不具合箇所を解消していきました。

そして1年後、面接時に提案のあった「データ分析業務」を行うため現在の部署へ異動。異動後も前職の知識を活かしながらテレマティクス用のコントローラーを開発しました。さらに、やりたいことであったデータ分析業務に従事し、お客様のクレーンの使い方や試験指標など、さまざまな情報を要望に応じてアウトプットすることで、お客様や社員の困り事を解決しています。現在はその収集したデータを集計・分析した結果を公開し、お客様や社員に使ってもらえるようなシステムを検討しています。

このテレマティクス機能はタダノが10年以上前から始めているサービスで、「タダノの強み」です。相当費用が掛かるシステムですが、タダノはお客様にクレーンや高所作業車を安全に使ってもらいたい、そして困り事を無くしていきたいという思いから標準搭載し、利用料は無償で提供しています。この「タダノの強み」を活かし、さらに発展させることが自分の仕事なので、とてもやりがいを感じています。また、人に教え、育てることが好きなので、将来的には人財育成もしていきたいと思っています。

タダノに入社して家族と過ごす時間が増え、仕事もプライベートも充実しています。面接の時に自分がやりたいと思っていたことを提案、さらに今の業務に円滑に取り掛かれるようにジョブローテーションをしてくれた上司に感謝しています。