より大きな安全・安心のために。
「安全装置」を標準装備。
「強度」と「安定度」の両面から、クレーン作業を見守ります。

過負荷によるクレーンの破損、または転倒などの事故を未然に防止するための機能です。各検出器からの信号によって、作業状態および吊り荷の重さを検出します。検出された荷重が定格総荷重に近づいたときは、予告警報を出して注意を促し、作動速度を制限します。
さらに過負荷になったときは限界警報を発して、緩停止します。その際、荷揺れ抑制により、吊り荷も静止する先進の機能が搭載されています。

作業前の安心機能
パーキング・インターロック装置

パーキングブレーキを引かないと、クレーンの電源が入らず操作できないようにロックしています。

ジャッキの接地忘れを見逃さない。
ジャッキ・インターロック装置

ジャッキを接地しないと、クレーンを作動させることができません。

ブームの格納忘れを見逃さない。
ブーム・インターロック装置

従来のブーム伏せだけでなく、旋回忘れでブームが車幅からはみ出した状態も見逃しません。

起伏格納忘れ音声警報、PTO切り忘れ音声警報、
アウトリガ格納忘れ音声警報

ブーム・アウトリガの格納忘れとPTOの切り忘れを、音声メッセージで知らせます。

7角形断面

5角形から7角形へ。断面の角数をふやし、高い剛性を誇っています。横タワミにもすぐれ、性能も向上しました。

一枚板構造

折り紙のように7角形に折り曲げ加工。角のとれたシンプルで美しいフォルムです。

ブームの強度をさらに高めるために、大型クレーンで採用されている高張力鋼板にグレードアップ。一段と頼もしく、性能もアップしました。

全身くまなく防錆、カチオン電着塗装採用。

下地は、塗料を電気的にミクロン単位の緻密さで付着させるカチオン電着塗装。ブームなどの内側も隅々まで徹底塗装し、サビを寄せつけません。仕上げはロボットによる入念な塗装が施されます。
いずれも揮発性有機溶剤を使わない環境にやさしい塗装システムです。

車両シャシフレームへの取り付けは、世界的にも実績のある3点支持方式。走行時のシャシフレームの動きにしなやかに対応して、車両への負荷を極力抑えます。

上段には、実荷重や空車時定格荷重のデジタル表示機能をビルトイン。さらに限界警告灯やアウトリガ張出状態表示灯も搭載しています。また空車時定格総荷重表、作業半径－揚程図も表示し、下段には各機能スイッチ類を集約しています。

ブームの上限高（停止位置）をあらかじめ設定できる機能。送電線の下や屋内など、ブームの高さに注意が求められる作業現場で威力を発揮します。

1991年、タダノが世界に先駆けて開発し、いまでは作業の効率化に欠くことのできない機能として定着。作業終了時に安全にフックを格納します。

作業開始時にフック取出スイッチを押すだけで、ブームの「起」に連動してフックが自動的に解除されます。

実荷重、定格荷重、モーメント負荷率などの作業情報を、常時手元で確認できます。
2.7インチ カラーの大画面で、そのうえ明るい場所でもくっきり見える反射型のため、晴天時の屋外においても高い視認性を確保します。

作業半径が大きいときには旋回速度を自動的に落とすなど、作業状態に応じて旋回速度をコントロールします。

ブームの起伏や伸縮操作時に、シリンダがストロークエンドに達した際のショックを抑えます。操作時には、シリンダが停止位置に達する前に速度を落とし、緩やかに停止します。

ラジコン本体の上部に設置。もしもの時、即座に停止できます。

トラックに荷を積み込み、または積み降しするとき、吊り荷の荷重を加算または減算することにより、積み荷の積載荷重を計算し、表示します。これにより車両への積載量の確認が容易で、作業の効率化や、過積載の防止にも役立ちます。

限界に近づくとモーメントバーグラフが黄色から赤に変化し、限界に達すると「強度限界」または「安定限界」を点滅表示します。

ラジコンからも設定・解除が可能です。

ブームの制限高さが、表示されます。

ブーム旋回や起伏操作でトリガーを引いた時の作動速度を、標準よりも早めたり、遅く設定することができます。

「平行モード」を選択。あとは、ブーム伸ばし、または縮み操作をするだけで、フックはブームと平行に移動します。

「水平モード」を選択。あとは、ブーム伸ばし、または縮み操作をするだけで、フックが地面と水平に移動します。

ブーム旋回起動時、または停止時の荷振れを抑制します。吊り荷動きと、クレーンの動きがシンクロするよう自動制御し、安定したクレーン作業を実現します。
さらに伸縮・起伏・ウインチの動作時には、ショックレス機能が働きます。

エコ・ウインチ

エコ・ウインチモータが、吊り上げ荷重に応じて自動的にスピードをコントロール。軽荷重作業は、従来のスピードを維持し、重荷重作業になると、安全に配慮したスピードに抑制します。
これにより作動油の最大流量を大幅に低減し、油温上昇も抑制しました。

サイレントエコ・ポンプ

クレーンの作動能力はそのままでありながら、エンジン回転数を低減し、燃料消費量も削減。
※ 架装車両により、サイレントエコ・ポンプが装着不可能な場合があります。