私は海外事業部門に属し、日本で生産している高所作業車と車両搭載型クレーン(カーゴクレーン)の輸出業務を担当しています。カーゴクレーンの販売は、エリアごとに担当者を決めており、私はグループ会社のタダノ・タイランドの駐在員と協働で、東南アジアと中東エリアでの販売促進を担っています。
タダノ・タイランドでは新興国向けの大・中型カーゴクレーンを生産・販売していますが、日本で生産している中・小型カーゴクレーンの購入を希望されるお客様もいます。
タダノ・タイランドの駐在員から日本製品の受注の連絡があれば、本社サイドとの納期の日程調整など、受注処理を行います。
受注したら速やかに出荷できるように、在庫を確保するのも大切な業務。そのためには国別の過去の販売実績や現地商談状況にもとづき、売れ筋のモデルを見極め、関係部署との連絡を密にすることが重要です。
加えて、タイやベトナム、インドネシア、フィリピンなど担当エリアに出張し、現地情報の収集や顧客対応を行います。例えば、現地代理店の営業マンとともにお客様を訪問し、製品の使い勝手やご要望をお聞きしたり、製品に関する質問にお答えするほか、代理店主催の展示会をサポートして当社製品の機能の説明や商談に立ち会ったりします。また、本社サービス社員が現地代理店サービススタッフにカーゴクレーン架装指導に行く際に随行することもあります。カーゴクレーンの販売はトラックの需要に影響を受けますが、現地に足を運ぶことで、トラックの市場動向やお客様の声を直に知ることができます。そして現地で得たさまざまな情報を本社サイドにフィードバックします。
職種は「海外営業」ですが、現在の業務はお客さまと直接商談するのではなく、海外営業拠点と国内生産拠点を結ぶ役割を果たしています。そのため、求められるのは、タダノグループ全体の方針・動きを常に掴みながら、担当エリアの最新情報にも精通し、そのうえで多岐にわたる業務を効率よく回す能力ではないかと思います。
世 界にタダノのカーゴクレーンを広め、
LE世界NO.1実現に貢献したい。
高所・小型営業部
S.T.
外国語学部 ロシア語学科 卒業 2015年入社 大阪府出身
志望動機
大学3年生の時、半年間ロシアへ留学しました。留学中に地方都市にある日本の建設機械メーカーの工場を見学し、建設機械に非常に興味を持ちました。子供の頃から、いわゆる「働く車」が大好きだったからかも知れません。
帰国後に就職活動を始めるにあたって自分の将来を考えた時、ものづくりで社会に貢献できる企業として、建設機械メーカー、中でも人々の生活に直結した仕事を担っているクレーンメーカーにターゲットを絞りました。当社を志望したのは、グローバルに海外展開していることと、会社説明会や面接時に接した先輩社員の皆さんが、私の質問に対し真摯に回答してくれ、とても気さくで話しやすかったからです。
仕事内容
本社と海外グループ会社、代理店を繋ぐ橋渡し役。
仕事のやりがい
カーゴクレーン担当ならではの達成感
カーゴクレーンは、お客様のご要望を「特別仕様」として実現するシステムがあります。ご要望を全て実現できるわけではありませんが、今まで装備していなかった機能を、社内で検討して対応していくことが可能なのです。
担当者としての腕の見せどころは、開発部門はじめ社内関係者と連携し調整しながら、いかにお客様のご要望を叶えるかということです。
一番やりがいを感じたのは、東南アジアのある国の電力会社から商談があったときです。受注できれば何十台という大口商談。ただ入札には「通常の油圧ポンプの他に、非常用予備動力として電動ポンプを装備する」という条件がありました。当社の製品には電動ポンプの装備はなかったのですが、何とか受注したいと、開発部門や社内関係者と何度も打合せをして実装にこぎつけ、受注することができました。現地の代理店からとても感謝されましたし、その製品は使い勝手が良いと評判になったと聞き、大変嬉しかったです。海外向けカーゴクレーンは、まだオプションの幅が狭いため、新たに対応していくことが多く、苦労も多いですが、その分、達成できたときの喜びも大きいです。
将来、タダノで実現したいこと
世界にタダノのカーゴクレーンを広めたい
現在の業務を通してさまざまな経験を積み、いつかは海外に駐在し、代理店の皆様と協力して当社製品の販路拡大に貢献したいと考えています。
海外のカーゴクレーンは先進国では「ナックル」という屈曲式のブームが主流ですが、当社製品のブームは直進式(ストレート)です。直進式ブームクレーンの使い勝手の良さや当社製品の安全性と品質の高さを海外でも広め、お客様のニーズに合った製品をお勧めできる営業マンを目指します。
1日の過し方
- 8:45
- 出社、ラジオ体操、朝礼。
- 午前
- メールチェック、受注処理や会議資料の作成。
- 午後
- 稟議書の作成などの事務作業に加え、現地駐在員と電話で話しながら、課題の対応案等を検討します。商社やトラックメーカーなど取引先への訪問や、開発とTV会議で打ち合わせを行うこともあります。
- 17:25~
- 定時終業。残業時間を使って、残っているデスクワークを進めます。
休日の過し方
休日は友人とお酒を飲みに行くことが多いです。最近はビールやウイスキー工場の見学にはまっており、先日はキリンビールの横浜工場に行ってきました。工場見学は、施設案内の他、普段何気なく買っている商品に関する豆知識などを知ることができ、非常に面白いです。また試飲に加え、工場に併設されているバーで変わったお酒を明るいうちから飲むこともできます。機会があれば、日本酒の酒造見学ツアーも行ってみたいですね。
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