海外営業部門には、海外グループ会社に出向して現地のユーザーや代理店を直接サポートする海外駐在社員と、東京・神田のオフィスに籍を置いてグループ会社や代理店の活動全般を後方支援する国内勤務の社員がいます。私は後者に属し、現在は大型営業部で東南アジア地域におけるラフテレーンクレーン(RT)とトラッククレーン(TC)の営業支援を担当しています。
現地の商談状況を常に把握し、受注が入れば生産部門と調整して製品の納期を確保。現地から何かしら要望が入れば関連部署にフィードバックし、実現に向けて連携を進めます。納期短縮なら生産部門、オプション追加といった技術的な要望であれば開発部門と連携しながら対応。製品発表会などのイベントに際してプレゼン資料や関連グッズを用意するなど、販促支援も担います。そのほか、海外のお客様の工場見学をアテンドする場面も多いですね。要望に応じて作戦を練り、関連部署を動かしながら実現を目指すコーディネーター的な立ち位置と言えば、「海外営業国内チーム」の仕事をイメージしやすいと思います。
現地情報の収集や顧客対応を行う海外出張も、コロナ禍の影響で見合わせが続いていましたが、徐々に復活。私も今年(2022年)7月にタイへ、10月にはドイツへ、11月にはタイ、シンガポール、マレーシアへ。入社前からの念願が叶った喜び以上に、いろいろな意味で得がたい体験となりました。
海外のニーズに応える成功体験を積み、
「タダノファン」の輪を世界中に広げたい。
大型営業部
Y.H.
社会学部 産業関係学科 卒業 2016年入社 奈良県出身
志望動機
与論島でアルバイトしたり、バックパックで東南アジアを巡ってみたり。大学時代、枠にとらわれず自由に経験の幅を広げる中で、将来はグローバルに働きたいという志向が自然と膨らみました。一方で、同じ働くなら形あるもの、できれば外見的にも迫力ある大型の機械に関わる仕事がしたいという思いも。メーカーに勤務する家族の背中を見て育った影響もあるかもしれません。「海外展開する建機メーカー」を軸に就活を進める中でタダノと出合い、工場見学で実機の迫力に感動。香川出身のゼミ担当教授にも「タダノ?いい会社だよ」と背中を押され、入社を決めました。
仕事内容
本社と海外拠点を結び、関連部署との協働を進めるマルチコーディネーター。
仕事のやりがい
初めての海外出張で、自ら動いて成果につなげる手ごたえを実感。
タイ出張の目的は、RT2機種の新規商談支援。同じRTでも海外向けと日本国内向けでは仕様が異なるのですが、今回は「中古で購入し、使い慣れた日本仕様のRTをぜひ新車で」という要望でした。背景には、中古クレーンのニーズが高かったタイで、経済成長に伴って新車導入に前向きなユーザーが増えているという市場変化があります。商談以前に、日本仕様のエンジンがタイで問題なく使えるのかという課題がありましたが、関係各方面から情報収集して「現地の燃料でも使える」ことを確認。仕様変更を行わずに発売することで、社内の承認も取れ、提案が実現。外堀を埋めると言いますか、どうすれば提案できるか考え、さまざまに動いて形にできたことに、手ごたえを感じました。現地では私がマイクを握り、英語でのプレゼンも初体験。新車市場開拓への第一歩という意味でも、今後につながる価値ある出張になりました。
将来、タダノで実現したいこと
日本で高めた経験値を、海外駐在で活かしたい。
大型営業部の前は、高所TM営業部でインドネシア、中東でのカーゴクレーンの拡販を支援。その前は輸出支援を手がける営業管理の部署にいたので、世界中に支持を広げるタダノの実力は十分に知っているつもりでした。でもタイの街中で、いたるところの工事現場で活躍するタダノのクレーンを間近に見て、タダノ製品の人気ぶりを初めて実感。ドイツでは、2日間展示会に参加した中で、タダノのブースを訪れる人が絶えることがなく、ヨーロッパにおけるタダノのプレゼンスを再認識できました。入社以来、3つの部署を経験して知見が広がり、提案を下支えするコネクションも、ある程度は確立できたと思います。海外営業部門では、国内業務を経て海外駐在を経験するキャリアルートがあり、人員構成的にも、国内組と海外組がほぼイーブン。もちろん私も、ぜひ近いうちに海外駐在を経験したいと考えています。エリアにこだわらず、どこへても喜んで行くつもりです。
1日の過し方
- 8:30
- 始業
- 午前
- ・担当エリアはインドネシアを除く東南アジア各国。朝イチでメールをチェックし、現地スタッフに連絡を取って商談の進捗状況や納品状況などを確認。
・現地販売代理店の販売計画をチェックして疑問点を洗い出し、確認作業を進める合間で、月次報告資料を作成。 - 12:00
- 昼休み 昼食は同僚とオフィスに近い神田界隈でとることが多いです。
- 午後
- ・現地グループ会社や代理店とWeb会議。
・生産部門と納期確保についての協議。
・海外ユーザーの工場見学をアテンドすることも。私も、マレーシアの国家機関の実機立ち合い検査をアテンドした経験があります。 - 17:30
- 終業。東南アジア諸国と日本の時差は約2時間(日本が早い)。現地時間を考慮し、終業後19時ごろまではスマホでメール対応するよう心がけています。
休日の過し方
一番の趣味は社会人になって始めたサーフィンで、波がよさそうな日は会社の先輩と出かけます。よく行くのは、サンゴ礁の北限地として知られる千葉・館山の海。サンゴは見たことないですが、海がキレイで波もよく、時間を忘れますね。最近は金曜の夜など、先輩や同僚と飲みに行くことも。会社周辺は居酒屋が多く、お店選びには困りません。自宅ではNBAの試合を鑑賞。NBAはバスケ部員だった小学生時代から好きで、一時期離れていましたが最近バスケ熱が復活。応援にも力が入ります。
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