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M.A.

圧倒的なシェアを取れる製品を開発し、人と機械が安全に<br>カーゴクレーンの開発競争をリードしたい。

圧倒的なシェアを取れる製品を開発し、
カーゴクレーンの開発競争をリードしたい。

M.A.

LE開発第三部

M.A.

工学研究科 知能機械システム工学専攻 卒業 2015年入社 香川県出身

志望動機

大学では金属材料の軽量化を図る研究に打ち込みました。その過程で構造物そのものの開発設計に興味を持ち、就活ではメーカー数社にエントリー。タダノの説明会では、先輩社員の方が担当業務についてどこよりも熱心に話してくださり、心が動きました。そして部品ごとの担当ではなく製品全体に携わる開発ができると聞き、迷わず入社を決めました。
地元が香川なので、タダノのことは子どもの頃から知っていました。父がタダノに勤めていた関係で親子工場見学会に参加したことも。就活後、父が「自分の背中を見てくれていたんだな」と喜んでいたことを、母がそっと教えてくれました。

仕事内容

カーゴクレーンの下部構造物の設計を担当しています。

カーゴクレーンの下部構造物の設計を担当しています。

カーゴクレーンはトラックに小型のクレーンを搭載したもので、大型クレーンに比べて小回りが利くため、建設や土木だけでなく造園や水産関係、ピアノ運送など、幅広い現場で活躍する"身近なクレーン"です。私はその下部構造物、具体的にはフレームとアウトリガの設計を担当しています。
設計視点でいえば、小型ゆえの制約の大きさが悩みのタネであり、面白いところ。まず、操作レバーをはじめ、機器を取り付けるフレームがとても狭い。横2m前後、縦50cmにも満たない空間に、タンク、バルブ、制御器といった多様な機器をどう配置するか、操作性やメンテナンス性にも配慮しながら検討を重ねます。限られたスペースを有効活用するため、機器の材質変更や形状変更にまで踏み込むケースも。購買を通じて部材メーカーさんに加工方法について相談する場面もあり、最初は「タダノの開発って、ここまで関われるんだ」と驚いたのを覚えています。
できるだけ重い荷物を吊って遠くへ運ぶことがクレーンの至上命題。ブームの強度と性能(旋回半径)を最大限生かしつつ、いかに安定性を担保できるかが、下部構造設計の生命線です。アウトリガの設計でも、ブームの荷重に耐える構造を実現するため、張り出し幅を広げるなど、試行錯誤を繰り返します。また構造物の設計とは別に、安全性を高める制御技術や検知性能など、さまざまな技術開発にも取り組んでいます。

仕事のやりがい

とことん強く、どこまでも軽く。難しいテーマだからこそ、面白い。

とことん強く、どこまでも軽く。難しいテーマだからこそ、面白い。

カーゴクレーンは積載量が決められたトラックに架装されるため、何よりも軽量化が求められます。クレーンの重量が軽いほど、荷台に多くの荷物が積めるからです。とはいえ、吊り上げ能力や安定性を下げるわけにはいきません。可能な限り軽量なクレーンで、できるだけ重い荷物を吊る。この相反する課題を解決するのは容易ではありませんが、挑戦しがいのあるテーマです。アウトリガの材料変更に挑戦した時は、工場にも通って生産技術のスタッフに溶接に関する助言をいただきました。そんな時、研究室で解析を重ね、装置メーカーさんに試作をお願いした院生時代の空気感を思い出したりもします。入社前は、しばらくは上司や先輩の下で勉強するのかな、と勝手に想像していましたが、違いました。1年目から担当を任され、周囲の助けを借りながら夢中で経験と実績を積む日々が、ずっと続いています。私には、とても心地いい毎日です。

将来、タダノで実現したいこと

幅広い知見を磨いて、カーゴクレーン開発を究めたい。

幅広い知見を磨いて、カーゴクレーン開発を究めたい。

自分で荷物が運べるカーゴクレーンは、使い勝手がよく、活躍領域も広いクレーンです。街で見かける確率がいちばん高いクレーンかもしれません。あなたの街で、タダノのコーポレートカラーである青のカーゴクレーンを見かけたら、ぜひ声援を送ってあげてください(笑)  とはいえ、ライバル会社の赤色の機種に遭遇することも多いと思います。今は正直、市場シェアで圧倒しているとは言えない状況です。青の比重をできるだけ高め、シェアを広げるためにも、今よりもっと安全で使いやすいクレーンを開発したいと思っています。
そう考えると、私にはまだまだ、知識も経験も足りません。ブームなど上部構造の開発を経験し、油圧や電気系統など構造物以外の知識も身につけて、カーゴクレーン全体がわかる知見を磨くことが、将来的な目標です。大型クレーンも魅力的だけど、私はカーゴクレーンを究めたいと思っています。

1日の過し方

8:15
出社
8:25
ラジオ体操
8:35
朝礼後、各自の今日の業務予定を報告。課題点を同僚に相談することも。
午前
構造物の検討。図面作成には3D-CADを使用。検討には解析ソフトも活用。
            
12:00
昼食は社員食堂で他部署の同期と。貴重な交流機会です。
午後
高松試験場で実機による試験。測定データを試験担当者と検討。
16:55
終礼
17:10
定時終業 納期が近い場合は図面作成などを残業時間で進めます。

休日の過し方

休日の過し方

旅行が好きで、コロナ前は家族や友人と一緒によく出かけました。この写真は、入社1年目のGWに行った石垣島の居酒屋で撮ったものです。一人旅も好きで、朱印帳を手に伊勢神宮や明治神宮を参拝したり、劇団四季のミュージカル観劇にあわせて東京や関西の観光も楽しみました。コロナ禍の今、休日のおうち時間は映画を見て過ごすことが多いです。最近よかったのは、ワイルドスピードのシリーズとキングスマン。ネトフリやアマプラのウォッチリストもたまっていますが、コロナが落ち着いたら東北や北海道を回りたいですね。

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